豚サーコウイルス(2型)感染症不活化ワクチン(油性アジュバント加懸濁用液) 【動物用医薬品】【要指示医薬品】
【成分及び分量】
1. 抗原バイアル
(16.7mL中)
主剤 :PK15細胞培養不活化豚サーコウイルス2型1010-25株 …3.5 log10 ELISA 単位以上
保存剤 :チメロサール …3.01mg以下
溶剤 :リン酸緩衝食塩液 …残量
2. アジュバントバイアル
(33.3mL中)
保存剤 :チメロサール …3.33mg以下
アジュバント:軽質流動パラフィン …12.5g以下
アジュバント:ポリソルベート80 …375mg
アジュバント:ポリソルベート85 …1700mg
アジュバント:モノオレイン酸ソルビタン …300mg
溶剤: リン酸緩衝食塩液 …残量
【用法及び用量】
抗原液及びアジュバントの各バイアルをそれぞれよく振盪した後、抗原液全量をアジュバントバイアルに注入し、泡立てない程度にゆっくり10回程度転倒混和し、下記の量を豚の耳根部後方の頚部筋肉内に注射する。
3週齢以上の豚に0.5mLを1回注射する。ただし、繁殖雌豚に対しては以下の方法で免疫を行う。
1. 初回免疫
1.1 母豚候補豚
1回2mLを交配前3~4週間隔で2回、さらに分娩前に1回の計3回注射する。ただし、2回目の注射は交配予定日の3~4週間前、3回目の注射は分娩予定日の2~4週間前に行う。
1.2 産歴のある妊娠豚
1回2mLを3~4週間隔で2回注射する。ただし、2回目の注射は分娩予定日の2~4週間前に行う。
2. 次回以降の免疫(初回免疫豚の次回妊娠時以降の免疫)
1回2mLを、分娩予定日の2~4週間前に1回注射する。
【効能又は効果】
1. 豚への投与における効能又は効果
豚への投与後の能動免疫による豚サーコウイルス2型(PCV)感染に伴う死亡率の改善、発育不良豚発生率の低減、増体量低下の改善、リンパ組織病変の軽減、臨床症状の改善、ウイルス血症及びウイルス排泄の低減
2. 繁殖雌豚への投与における効能又は効果
繁殖雌豚への投与後の能動免疫によるPCV2感染による産子数や離乳頭数の減少の軽減、ならびに子豚における受動免疫によるPCV2感染に伴うリンパ組織における病変の軽減、PCV2に起因する斃死率及び臨床症状(斃死、発育不良及びリンパ節の腫脹)の軽減
【貯法】
2~8℃、暗所